昨日はちょっと遠出してセミナーに参加してきました。
内容はズバリ!
心臓の外科手術 についてです。
講師の先生は、世界でもトップの手術数を誇る有名な方であり、とても興味深く、多くのことを学ばせて頂きました。
日本のわんちゃんは小型犬が大半を占めています。小型犬は加齢に伴い心臓の
弁の動きが悪くなる 僧帽弁(そうぼうべん)閉鎖不全症 という病気にかかってしまう子がたくさんいます。
僧帽弁閉鎖不全症は、これまでは(今も)お薬により進行を遅らせるという治療が一般的でした。しかし、やがては心臓病の悪化により亡くなってしまう子が少なくありません。
それに対して心臓の外科手術は、動きの悪くなった弁を手術により修復するもので、心臓病の状態は大きく改善します。このため手術を受けた子のなかには、心臓病のお薬が必要なくなる子もいるようです。
日本では現在は数カ所の大きな病院でしか行われていない専門性の高い手術ですが、治療の選択肢が一つ増えたことは僕たち獣医師にとっても、心臓病で苦しんでいる子たちにとってもとても大きなことだと思います。
心臓病の症状としては、
疲れやすい・呼吸が荒い・咳 などが一般的です。しかし症状が出る頃にはだいぶ進行している場合が多々あります。
僧帽弁閉鎖不全症にかかりやすい代表的な犬種は
キャバリアなどです。
最近、疲れやすいのかな?
よく咳をするようになったな?
など気になる症状がある方はお気軽に相談ください。
明日は台風上陸か!!
勘弁してください〜 (−_−;)